街中を走る国産車の8割以上に、ドアバイザーは装備されています。
新車購入時、ディーラーの方たちは「最低限のオプション」ということで、フロアマットと並んでドアバイザーを提案するのは、今や常識ですね。
特に純正品はその車専用に作られていますから、サイズがピッタリで、車のデザインにマッチしている点から、私たちは深く考えることなく付けているのが現状です。
ドアバイザーが車に付いていても、本来の役割や装着するメリットについて、分かっている人は意外と少ないのではないでしょうか?
そこで今回は、ドアバイザーの嬉しいメリットをご紹介します。
雨の日に最大の効果を発揮!
雨が降っているのにドアを開けなければならない場面、それは突然やってきます。
・同乗者が気分が悪くなり、急いで換気する必要がある
・同乗者がタバコを吸い始め、慌てて換気をする
・屋外駐車場のゲート、屋根が無い料金所などで窓を開けなければならない
また、雨の日は車外と車内の温度差は大きくなることにより、車のフロントガラスは曇ってしまいます。
エアコンを使うまでもない気温の時、少し窓を開けて風で曇りを防ぎたい時もありますよね。
車内の温度が高く、エアコンが効くまでの間、窓を開けて少しでも早く換気したいときもあるでしょう。
特に赤ちゃんを同乗させていると、換気には気を使う人が多いです。
いずれの場合もドアバイザーが装着されていないと、窓を開けたら雨水が車内に滴り落ちてしまいます。
しかしドアバイザーが装備された車では、窓の上部3~5センチほど開けたままでも、水滴は車内に入ってくることはありません。
ですので、雨の日でも窓を開けて走行可能という訳です。
そもそも車内に入ってくる雨の水滴には二つのパターンがあります。
一つ目は降っている雨が直接入ってくる水滴で、窓の開け具合で車内に入ってくるのが予測可能な雨水です。
二つ目は窓に付着していた水滴が、窓を開けた瞬間に車の振動で車内に入ってくる場合の水滴です。
どちらの場合でも、ドアバイザーがあると窓の上部に水滴が付着していないので、快適な車内を保つことができます。
晴れの日の意外なメリット!
夏の暑い日、カンカン照りの太陽で車内温度は上昇し、夏バテや体調不良になりがちに。
ですが、そんな夏も快適な車内を保ちたいものですよね。
日除けのない駐車場で車を停めなければいけない場合や気温の高い日の駐車の時に、少し窓を開けておくと車内温度の上昇を防ぐことが出来ますよ。
また、窓を開けて風入れることで車内の温度が下がり、冷房を使う回数を減らすことができます。
節約につながるので、経済的に助かりますね。
さらにドアバイザーが付いていると、車上荒らしから車内を守ることができますよ。
車上狙いが、窓の隙間に器具を入れてロック解除しようとしても不可能なんです。
なぜなら、ドアバイザーに阻まれて器具が入らないからで、黒っぽいドアバイザーだったら、窓を開けていることも分かりません。
ですので、防犯の効果が期待できるといえます。
それだけでなく夏に多い「にわか雨」が降っても大丈夫!
少しの隙間なら、ドアバイザーが活躍し車内が濡れる事は無いでしょう。
外の音を聞きたい!
雨の日や雪の日でも、踏み切りや救急車などの「音」を聞いて安全確認をしなければいけないときがあります。
そんな時、天気を気にすることなく窓を開けて確認することが出来るのもドアバイザーのメリットです。
窓を少し開けるだけで音の聞こえ方が全然違いますよ。
雪の日にも活躍
雨の日に窓を開けた時と同様に、ドアバイザーのお陰で雪が車内に入り込むのを防ぐことが可能です。
風の無い日の雪は真上から降ってきます。
ドアバイザーが装着されていると、左右の窓に雪が付着しにくくなるんです。
雪道の運転は窓の雪で視界が遮られることが多いのですが、ドアバイザーが付いていれば安心ですね。
まとめ
ドアバイザーのメリットをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
ドアバイザーは車のデザインを損ねるというデメリットを指摘する人もいますが、運転者や同乗者にとって快適な空間を作る大きな役割を担っていると言えるでしょう。
雨の日や雪の日、天候に関係なく換気できる事は、大きなメリットです。
一刻も早く車内の空気を入れ換えたい時、窓を開ければ外の風が入り、エアコンの外気導入よりもいち早く外気を取り込むことができますよ。
安全面においても貢献している点が多く、ドアバイザーの意外なメリットを知ると、ディーラーの方がオプションに必ず付け加える理由も納得できますね。
まだドアバイザーを付けていない方は、ドアバイザーをこの機会に付けてみてはいかがでしょうか。
これから車を買おうと検討している方は、ドアバイザーが付いているか付いていないかも車を選ぶ時の基準になるので、しっかり確認してみてくださいね。
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