今や”軽SUV”や”軽クロスオーバー”というジャンルを確立したパイオニアといえば、スズキのハスラーですよね。
『遊べる軽』をコンセプトに、2014年に初代が発売されるとたちまち大人気となり、老若男女から愛され支持される国民車と呼べる存在になったのです。
アウトドアを楽しむ要素が満載で、人気のイエローやカーキなどカラーバリエーションも豊富でかつ斬新なものばかり。
そのハスラーが6年ぶりにフルモデルチェンジとなって、2代目の新型モデルが2020年1月20日から全国で発売されます。
そこで、今回は新型ハスラーの情報はもちろんながら、初代ハスラーとの比較や人気になりそうなカラーについても詳しく解説をさせて頂きます。
この記事を読めば、どんな人でもハスラーのコンセプト同様に「ワクワク」や「アクティブ」な気持ちになって、思わず購入したくなってしまいます!
スズキ「新型ハスラー」と「初代ハスラー」の比較
ハスラーの外観における最大の特徴と言えば、愛嬌がある丸いヘッドライトになります。
最近の流行はレクサスやN-BOX カスタムやスペーシア カスタムなどで顕著な四角い細目タイプが人気です。
他にも、”スズキのラパン” や ”ホンダのN-ONE” など丸いヘッドライトの車はいくつかありますが、全グレードを丸タイプで統一し大人気となっているのはハスラーだけではないでしょうか。実際に2019年軽自動車販売代数の第9位にランクインしています。
同じスズキでも、ソリオやワゴンR、スペーシアなどはカスタムとノーマルでヘッドライトを変更して印象を変えています。これをしないで全グレード同じで2代目でも受け継がせるのは、意気込みやこだわりが十分に感じられます。
新型ハスラーと初代ハスラーにおける外観の比較
ヘッドライトを変えると同じ車でも印象がまったく変わるので、新型モデルを導入する際には有効な手段となります。
旧型と新型でヘッドライトを変更すれば、すぐに新型と気が付くからです。しかし、この安易と呼べる確実な方法を敢えて封印し、新型ハスラーでも丸いヘッドライトが採用されています。
しかし、外観は初代の丸み帯びたボディから、四角さを強調する形に生まれ変わりました。
ハスラーをサイドから見ると、その違いは一目瞭然です。初代ハスラーは丸みを帯びた少しレトロ感さえ漂う車体でした。
しかし、新型ハスラーはボディーが四角く、初代ハスラーよりもさらに、タフさが強調されアウトドア感が増しています。さらに、ピラーは黒と決まっている車が多いなか、新型ハスラーではピラーもボディーと同系色となります。
出典:https://www.suzuki.co.jp/car/hustler/
更にツートンカラーを選択すると、リヤクォーターウィンドウがL字型に強調されます。フロントからみると、そこまで大きな変化を感じさせないハスラーだですが、サイドから比べるとその違いは一目瞭然とります。
より、若い世代をターゲットにした『遊べる軽』を表現しているといえるでしょう。
新型ハスラーと初代ハスラーにおける室内の比較
新型ハスラーのドアを開けて運転席に乗り込めば、インテリアである室内やインパネデザインが劇的に変化したのは一目瞭然です。
初代は辛口に言えば、同時期に発売されていたワゴンRやスペーシアと同じで、個性は皆無でした。
しかし、今回の新型ハスラーのインテリアは、十分個性的であり独自性を発揮しています。
特徴となるのは、まるで腕時計やスマホのように外枠のような「ベゼル」を取り入れたデザインにした事です。スピードメーター、カーナビ、グローブボックスを三分割で独立させベゼル内に入れます。そして間にエアコン吹き出しがあるので、外観同様に遊び心があり唯一無二の個性を感じさせます。
さらにこのインパネ部分のカラーは、バーミリオンオレンジ、デニムブルー、グレイッシュホワイトの3色から選ぶことができます。ボディカラーに合わせて自由に選べる点も、遊び心満点といえます。
要約すると、新型ハスラーと初代ハスラーでは
・外観…初代は丸みボディに対し、新型は四角いボディを強調。
・室内…初代は従来のスズキ車だが、新型は劇的に変化し独自個性を発揮。
新型ハスラーと初代ハスラーのスペック比較
新型ハスラー:ハイブリッド Xターボ(2WD CVT)のスペック
※ハイブリッド Xターボが新型ハスラーの最上級グレードです。
全長×全幅×全高(mm):3395×1475×1680
車両重量(kg):830
総排気量:658cc(直列3気筒インタークーラーターボ)
WLTCモード燃費(km):22.6
WLTCモード燃費(km) 市街地モード:19.7
WLTCモード燃費(km) 郊外モード:24.4
WLTCモード燃費(km) 高速道路モード:23.0
エンジン 最高出力(ps):64
エンジン 最大トルク(kgf・m):10.0
モーター 最高出力(ps):3.1
モーター 最大トルク(kgf・m):5.1
車両本体価格:161万2600円
初代ハスラー:Xターボ(2WD CVT)のスペック
※Xターボが初代ハスラーの最上級グレードです。
全長×全幅×全高(mm):3395×1475×1665
車両重量(kg):870
総排気量:658cc(直列3気筒インタークーラーターボ)
JC08モード燃費(km):25.0
エンジン 最高出力(ps):64
エンジン 最大トルク(kgf・m):9.7
車両本体価格:162万1080円
発売から6年が経過しているので単純比較は出来ませんが、先進安全装備がてんこ盛りで、さらにマイルドハイブリッドを搭載しながら車両重量をさらに軽量化し830キロに抑えた新型は、脅威と呼べるレベルです。
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「新型ハスラー」の人気カラーとは?
新型ハスラーの全グレードは4種類で、外観のボディカラーは全11種類、そこにインパネやドアトリムのインテリアカラーが全3種類となります。
初代ハスラーで大好評だった2トーンカラーはもちろん今回も採用されているので、タイヤのホイールカラーと組み合わせると、あなただけのオリジナルハスラーが楽しめます。
新型ハスラーのグレード(全4種類):
ハイブリッドG、ハイブリッドG ターボ、ハイブリッドX、ハイブリッドX ターボ
新型ハスラーの外観ボディカラー(全11種類):
バーミリオンオレンジ ガンメタリック2トーン、デニムブルーメタリック ガンメタリック2トーン、フェニックスレッドパール ガンメタリック2トーン、チアフルピンクメタリック ホワイト2トーン、アクティブイエロー ホワイト2トーン、ブリスクブルーメタリック ホワイト2トーン、シフォンアイボリーメタリック、オフブルーメタリック、ブルーイッシュブラックパール3、ピュアホワイトパール、クールカーキパールメタリック
新型ハスラーのインテリアボディカラー(全3種類):
バーミリオンオレンジ、デニムブルー、グレーイッシュホワイト
一般的に車の人気カラーと言えば、ブラック・ホワイト・シルバーに絞られますが、ハスラーの場合はそれらにイエローやオレンジやカーキも加わります。特にカーキは初代ハスラーから大変人気があります。
新型ハスラーでおすすめカラ―【カーキ】
ハスラーにおいてカーキーがどれほど人気が高いのか、スズキ広報部発表の初代ハスラーの人気ボディカラーランキングを紹介します。
1位:クールカーキパールメタリック
2位:フェニックスレッドパール ブラック2トーンルーフ
3位:アクティブイエロー ブラック2トーンルーフ
出典:https://www.suzuki.co.jp/car/hustler/
あくまでも初代モデルの人気カラーですが、カーキがランキング1位となっています。
緑、赤、黄色の順番で2トーンも人気が高いのは、他の車にはない特徴ではないでしょうか!
なぜカーキの人気が高いのか自論を含めて解説すると、飽きのこない色であり黒や白にはない個性がある事。
そして、ジムニーの様な本格SUVの雰囲気を醸し出す点からも濃い緑であるカーキが支持されているのでしょう。
特に男性でハスラーを購入する人は、カーキを好む傾向があります。
「新型ハスラー」の特徴と進化点!
車にあまり詳しくない人に向けに、なぜこんなにもハスラーは人気があり注目をされているのか?
その代表的な特徴や新型になっての進化点を紹介します。
・豊富なカラーと個性的なデザインで老若男女に愛される
・ハイトワゴンのように室内が広く、かつSUVの良さもある
・最新安全技術「スズキ セーフティ サポート」で自動ブレーキなど装備
・山道や雪道にも強い本格的な4WD性能
・新世代プラットフォームで軽量化とボディ剛性アップの両立実現
・新開発CVTエンジンで燃費アップし静粛性は良くなる
・大型の9インチHDカーナビを初採用
・収納も多く、車中泊も可能な豊富なシートアレンジ
ざっと挙げても、これぐらいの良さが新型ハスラーにはあります。通常のワゴンRなどのハイトワゴンだと、街中走行は良くても雪山道は不安です。
それがハスラーの場合は、一般道から悪路まで問題なく走れて、さらに快適や便利さも兼ね備えています。これで人気が出ない訳がありません。
まとめ
スズキが誇る大人気車・新型ハスラーについてまとめてみました。
コンセプトの「遊べる軽」に相応しく、これほど街中から海や山に似合ってしまう快適な車は、今では大変貴重です。
室内であるインテリアは本当に格段の進歩をして、これまで車に興味がないオシャレな若者もきっと気に入る個性があります。
そこに、オレンジ・イエロー・カーキなど他ではあまり見かけない豊富で目を引くボディカラーや最新安全技術、マイルドハイブリッドやターボエンジンによる快適な走りや燃費良さもあれば、まったくスキがない完璧な現代らしい一台に仕上がりました。