気をつけて中古車を買うときに見なければいけないポイントとは?

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新車に比べ、手頃な価格で手に入りやすいのが中古車。

「掘り出し物」を見つける醍醐味がある反面、あまり選り好みや贅沢を言えないという弱点もあります。

そこで今回は、中古車を買うとき「泣きを見ないですむチェックポイント」をご紹介します。

タイヤは経過年数をチェックしよう

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まずは、タイヤから始めましょう。

タイヤのチェックポイントで重要視したいのが「経過年数」です。

タイヤはゴム製品なので、年数が経つと劣化して固くなります。

特に長期間動かしていないタイヤの場合は劣化が早く、サイドウォールがひび割れてきます。

弾力性を失ったタイヤはグリップ力が低下しますので、溝が残っていてもしっかりと路面をグリップすることができず、思わぬ大事故に繋がる可能性があります。

ですから、溝が残っているタイヤでも年式の古いもの、特に5年以上経過したものは避けたほうが賢明です。

タイヤの経過年数を確認する方法は、タイヤメーカーによって表記は異なりますが、タイヤのサイド面のホイールに近いところに製造年月が刻印されていますので、あらかじめタイヤメーカーの公式サイト等でチェックしてから中古車販売店を訪れるとスムーズでしょう。

ドアバイザーの接着面に着目

ドアバイザーの画像

次に目配りしたいのが、ドアバイザーです。

換気をしたいとき、踏切などで音を聞いて安全確認をしたいときなど、ドアバイザーが付いていれば雨の日に窓上部を開けても、車内に雨が吹き込む心配がなく快適です。

ドアバイザーは、純正品よりもサードパーティ製品のほうが安価なため、後付することが比較的多くなります。

ですが、両面テープを使って自分で取り付けた場合など、取付方法が不十分だと剥がれてしまい、走行中に外れるという危険もあります。

ですから、車と接着部分を丹念にチェックして、雑に処理されていないか確認することをお薦めします。

また、経年劣化やキズにより樹脂面が曇ってくるため、すでに車体とのバランスから見て違和感を感じるくらい変色していたら避けたほうが無難でしょう。

フロアマットは、剥いで見る

車内の画像

続いて、フロアマットのチェックです。

自分が買おうとしている車に、フロアマットが付属しているか確認して、付いていなければ、付けてもらうよう交渉しましょう。

フロアマットは、中古車の場合、純正品なら2万円~、サードパーティ製でも1万円くらいはしますので、やはり中古車購入時にきちんと付けてもらうほうが得策です。

フロアマットなしで車を運転すると、車内の床はかなり汚れてしまいます。

また、アクセルを踏むときは踵を床につけた状態のため、フロアマットがないと、この部分の床がすり減ってきます。

ですから、中古車購入時にはフロアマットが付いていても、必ずマットをめくってみて床の状態を確認することが大切です。

床の汚れや擦り切れが目立つ場合は、前オーナーがフロアマットを使わずに乗車していた可能性が高く、次に車を売ろうとした時に、その点がマイナス査定になります。

乗りつぶすつもり以外なら、こういった車はお勧めできません。

エンジンオイルはこまめに交換されているか

エンジンの画像

オイルレベルゲージを抜いてみましょう。

もし、真黒なサラサラのオイルが付着していたら、間違いなくオイル交換はされていません。

ですから、中古車の商談の際にはエンジンオイルとオイルフィルターの新品交換を条件に交渉してみるのも手です。

そして、納車時にはオイルレベルゲージでオイルの状態を再確認しましょう。

また、 ボンネットを開け、エンジンヘッドカバーにあるエンジンオイルの給油キャップを開けたとき、カーボンのようなスラッジがキャップの裏側やヘッド内部に付着していたら、エンジンオイルのメンテナンスがきちんと行われていない可能性大ですので、そういった状態の中古車の購入は控えたほうが良いでしょう。

ノンスモーカーは気になるタバコの臭い

タバコの画像

最後に、臭いについて。

タバコを吸わない人が喫煙履歴のある中古車に乗った場合は、どんなに念入りに室内クリーニングをしてあっても、タバコ臭さが気になるものです。

細部に堆積したタバコのヤニは、室内クリーニングでは完全には取り去ることはできず、この臭いを完全に無臭にするには、中古車の車内の部品すべてを完全にばらして洗浄するしかありません。

最近はノンスモーカーや喫煙者でも自分の車ではタバコを吸わない人が増えたので、タバコ臭い中古車自体は減っていますが、自分がタバコを吸わないのであれば喫煙履歴のある車はわかると思います。

あとあとのことを考えたら、やはり避けたほうが良いでしょう。

まとめ

今回は、中古車購入時にチェックすべきポイントについてご紹介いたしましたが、いかがでしたか。

中古車のどの部分をしっかり見るかコツを知っているだけで、手際よく、車のあたりハズレを判断できるようになります。

そうすれば、安くて質の良い中古車に出会えるチャンスも増えるのではないでしょうか。

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