今年も冬が近づいてきましたね。冬支度も一苦労ですが、忘れてはいけないのはクルマの冬支度です。
すでにスタッドレスタイヤに交換した方もいると思いますが、中にはいつ交換すればいいのかとお悩みの方もいるのではないでしょうか。
今回はスタッドレスタイヤの交換時期も含めて様々な疑問についてまとめました。
そもそもスタッドレスタイヤって必要なの?
雪国にお住まいの方には必需品とも言えるスタッドレスタイヤですが、雪があまり降らない地域に住んでいる方は、高いお金を出してスタッドレスタイヤに履き替えるのにためらいがありますよね。
しかも保管場所には困るしタイヤ交換もめんどくさい、と気持ちは分かるのですが、忘れてはいけないのはノーマルタイヤで雪道の走行は違反ということです。
雪が降ったらクルマに乗らなければいいのかもしれませんが、出先で急に雪が降ることも考えられます。
少ししか降ってないからいいやという考え方は事故を招きますので、冬季は完全にクルマに乗らないという方以外はスタッドレスタイヤに必ず履き替えましょう。
ちなみにノーマルタイヤでの雪道走行は、クルマの基本動作(走る・曲がる・止まる)に著しく影響を及ぼします。
つまり、いつ事故が起きてもおかしくない状況でクルマを走らせてることになりますので、人のため、自分のため、クルマのためにも絶対に控えるようにしてくださいね。
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スタッドレスタイヤの交換時期
ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤへ
スタッドレスタイヤへの交換は雪が降りだす前には交換していなければなりません。
雪が降る時期は地域によって異なりますが、目安としては降り出す1か月前には交換を済ませておきたいところです。
例えば北海道だと場所によっては10月下旬から雪が降りだすところもありますので、10月初旬が目安となります。関東だと12月下旬から降り出すこともありますので12月初旬、というようにご自身が住んでいる地域や旅行先の降雪状況を調べて交換しましょう。
スタッドレスタイヤからノーマルタイヤへ
ノーマルタイヤへ戻す場合もご自身が住んでいる地域の降雪状況を調べ、降雪が終わる時期から1か月くらい余裕を見てノーマルタイヤへ戻しましょう。
ただし、季節外れの降雪がないとも言い切れませんので、そのような時のためにクルマにチェーンを積んでおくのもいいかもしれません。
今は非金属チェーンや滑り止めカバーというものも販売されていますので、そういったものでも用意しておけば安心です。
年中スタッドレスタイヤはNG?
冬以外にスタッドレスタイヤを使用するのは極力避けた方がいいです。
スタッドレスタイヤはノーマルタイヤに比べてタイヤのゴムが柔らかく、低温状態でも固くならないようになっています。
そのため、気温の高い夏になるとさらにゴムが柔らかい状態となり、ブレーキ時やコーナリング時の挙動が不安定となります。
また、タイヤの減りも早くなりますので冬以外にスタッドレスタイヤを使用するのは良いことがないです。
タイヤのため、安全のためにも一年中スタッドレスタイヤを使用するのは極力避けましょう。
スタッドレスタイヤの寿命は?
スタッドレスタイヤの耐用年数
タイヤ全体に言えることですが、あまり年数の経ったものはタイヤ本来の性能を発揮できません。
特にスタッドレスタイヤの寿命は短く、多くのタイヤメーカーは3年での交換を推奨しています。
また、3年経っていなくても保管状態が悪ければゴムが硬化してしまうこともありますので、3年という目安に囚われずゴムの硬化状態を確認することも重要です。
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プラットホームを確かめよう
スタッドレスタイヤにはスリップサインのほかに”プラットホーム“という目印がついています。
プラットホームとは簡単に言うとスタッドレスタイヤとして使用できる目安です。プラットホームが露出すると雪道は走ることができませんが、スリップサインが露出するまでは乾燥路を走行することができます。
交換する前に必ず確認をしましょう。
スタッドレスタイヤは値段の高いほうがいい?
スタッドレスタイヤは安価なアジアンタイヤと高価な国産タイヤでかなり値段の開きがありますが、基本的には値段が高いほうがスタッドレスタイヤとしての性能が良い傾向があります。
特にツルツルの路面のブラックアイスバーンではその差が顕著に表れますので、日常的に雪が降る地域では国産の氷上性能が良いものを選ぶことをおすすめします。
それでは値段の安いアジアンタイヤがダメかと言うとそうでもありません。近年のアジアンタイヤは銘柄によっては国産に劣らないような性能を持っているものもありますので、雪が降ってもアイスバーンにはならない地域に住んでいる場合、アジアンタイヤでも十分に対応することができます。
ただし、銘柄によってはゴムが固く、スタッドレスタイヤとしての性能が低いものも多々ありますので注意して選びましょう。
さいごに
冬季になるとスタッドレスタイヤの需要が高くなりますので、いざ買おうとしてもサイズによっては売り切れということもあります。
スタッドレスタイヤの準備、履き替えは余裕をもっておこない、事故を起こさないためにもノーマルタイヤでの雪道走行は決してしないようにしましょう。
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