車が水没!修理は出来るのか?ゲリラ豪雨多発であなたの車は大丈夫?

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車の水没!気になる修理費用は?

温暖化による影響なのか、近年の台風や豪雨被害は決して他人事ではなく、いつ自分や家族の身に降りかかるのか、まったく予断を許さないですよね。

自宅全壊や愛車が故障・水没・浸水・横転などなど、いつ何が起こってもおかしくない現在です。

そんな状況に遭遇したら、車が大好きな我々には、どのような対抗手段が残されているのでしょうか?

今回は視点を変えて、決してニュース番組の世界だけではない、いつどこで被害に遭うのか分からない、車の水没・浸水・冠水時のトラブル対応について書かせて頂きます。

万が一、水没で故障したら愛車はどうなり修理費用はいくらなのか等々、皆さんの参考になれば幸いです。

台風やゲリラ雷雨などで道路が冠水したり、河川反乱が増える現在について

理由は複雑に絡み合っていますし、一概に温暖化だけとは決めつけられませんが、数十年前どころか5年程前と比較しても、近年の日本各地で発生する台風やゲリラ豪雨の危険度は格段に増し、その被害状況はあまりにも異常です。

日本は先進国として発展してきたので、これまでの豪雨災害のデータも蓄積され、そこから対抗策として都市計画や街づくり、河川などが整備されてきました。

ですから、通常の豪雨なら問題なく対応できるはずたったのです。

しかし、局地的大雨により都心部だけでなく地方でも、車が水没したり浸水したりしてしまうことは珍しくありません。

良くある光景としては、アンダーパス(鉄道の線路下など周囲より低くなっている道路)で車が完全に水没し、そこでエンジンが止まり動くのが不可能になっている車です。

もしかしたら、なぜそのような激しい雨の時に、そんな場所を通るんだと思う方もいるかも知れませんが、本当に局地的なゲリラ豪雨だと一瞬でアンダーパスに雨水が溜まってしまうのです。

さらに、その地に慣れていないと、ワイパーも激しく動かすので、状況判断が出来ず気が付いたら水没という被害に陥ってしまうのです。

車を走らせてなくても、河川そばに自宅があるなど、深夜に氾濫してしまうと、自宅や愛車を事前に防ぐのは極めて困難です。

日本中、至る所に大小様々な河川が流れていて、さらに近年の突発的なゲリラ豪雨を鑑みると、残念ながら逃げるのは不可能です。

どのような場所が冠水の危険があるか?

生活に無くてはならない存在が車なので、いくら天気が不透明だとしても、利用しない訳にはいきません。

第一、地方では車がないと職場への通勤や送り迎え、買い物などができなくなるからです。しかし、大事な愛車を浸水させる訳にもはいかないものです。

それでは、具体的にどのような場所が冠水の危険性が高いのでしょうか

アンダーパスなど道路が低い場所

地下駐車場、地下道路

・埋立地や海抜ゼロメートル地帯の道路

・昔ながらの道路(最新の排水性舗装は水溜まりがなり難い)

・河口部、河川敷、扇状、山間部などの地域やその道路

ゲリラ豪雨の場合は、短時間で局地的に降るので、基本としてはどの場所も冠水危険がありますが、中でもアンダーパスは細心の注意を払うべきです。

途中までは進めても、一番深い部分で水没から走行不能になるパターンが多いからです。何より、その最深部では脱出も困難になり、車も故障する可能性が極めて高くなります。

対策としては、事前に自分が利用する道路にそのような危険な場所が無いか確認する事です。

自治体毎の道路冠水マップを確認するのも良いでしょう。

また、天気予報を細目にチェックするなどして、もしゲリラ豪雨の際には無暗に運転しないという選択肢を取るようにしましょう。

しかし、実際に運転中に巻き込まれたら、どうしようもないですよね。

車内に水が入ってきたときの対処方法

車内に水が入った場合は、いくつかのパターンが想定できます。まずは、今回のような大雨やゲリラ豪雨の場合と、それ以外です。

それ以外となると、腐食などで車体のどこかに穴が開いているなど、その車自体に問題があるケースで発生頻度も少ないです。

そこで問題となるのは、今回の様な大雨やゲリラ豪雨の場合ですよね。

この場合は2種類が想定ですます。それは、

①自宅や駐車場などに停めている時で誰も乗車していない際の水没・浸水

②走行中など本人が乗車している際の水没・浸水

①の場合は、大雨があまりにも酷く、また自宅なども床下・床上浸水となっているので、自ずと愛車も浸水しているかもと予想がつきます。

一番危険なのは、当然ですが②走行中の浸水です。これも、走っていて徐々に足元に水が入る場合や、それこそ一気に浸水しエンジンストップとなったり、最悪は水没してしまうなど、パターンが分かれます。

最悪ケースとなると、車がストップして走らないだけでなく、車が浮いてしまいドアがも水圧で開けられなくなったり、本人が車内から脱出できず溺れる程の状況に追い込まれる事です。

ここまでの状況はないに越した事はないですが、一番最悪なドアが開かない場合まで対策をする必要が、現在の大雨やゲリラ豪雨では求められています。その際には、運転席の窓ガラスを割る必要があるので、

脱出用ハンマー

・ドライバーやハンマーなど専用工具

・ヘッドレストを外してハンマー代わり

これらの方法を取る必要があります。JAFなどが推奨しているのは、カー用品店やアマゾンなどで購入できる専用の”脱出用ハンマー”を用意する方法です。

ドライバーや通常のハンマー、シートのヘッドレストを外して、それを窓ガラスにぶつけて割る方法もありますが、車種によって出来ない物もあります。また、緊急時に知識のない人が冷静に対処するのも難しいものです。

脱出用ハンマーは、1000円~1500円ぐらいで購入できるものなので、事前に準備すると安心です。

また、窓ガラスを割らなくても、その前に全開にしておくという意見もありますが、大雨の場合は走行中は窓を閉めておきますよね。それで、気が付いたら電気系統が浸水し故障、そうなると窓ガラスを開ける操作ができなくなります。

水没した車が動かなくなる危険性

水没し動かなくなった車は、その後どうなると思いますか? 大雨が治まり車内から水が引いたら、エンジン停止した車が元の状態に戻って、再び走れると思っていませんか? 残念ながら、それは99%以上の確率で不可能で、自力走行は諦めるしかありません。

一部の特別なオフロード車などは、川の中も走れるので、浸水も平気な車もあるにはありますが、これはレアケースであり、一般の方が購入し日常の足としているのは、ほぼ考えられません。

ニュースなどで、浸水した車がレッカー移動される映像を観た記憶がありませんか? 水没した車は、エンジン掛からないですし、逆に無暗にエンジンを掛けようとするとさらに故障する可能性があります。

ですから、レッカー車が来るまでは待機や放置し、業者にお任せするしか方法はありません。

多いパターンとしては、走行中にゲリラ豪雨に巻き込まれ、車内にも水が浸水したと思ったら、暫くしたらエンジンが停止。その後、ゲリラ豪雨は去ったが、車は動く様子がないというパターンです。そうなると、以下のような流れとなります。

①JAF、保険会社などに電話し、状況説明。

②業者などがやって来るまで待機。

③愛車がレッカー移動される。

④後日、業者と車の修理や廃車の選択。

補足:ゲリラ豪雨で同じような被害に遭われた方が多いと、JAFなどが到着するのも時間が掛かります。また、JAF会員でないと後回しで遅くなり、作業やレッカー移動で数万程度は覚悟して下さい。

また、車両保険に入っているなら、保険適用で修理や別車購入の代金が支払われますが、詳細は保険会社や契約内容により異なります

それと、水没の被害者でも保険を使うと、翌年は保険階級がダウンします。

水が引いた後に車の点検!

完全なる水没なら愛車を処分する諦めも付きますが、問題なのは足元にギリギリ入ったぐらいの微妙な浸水となった場合ですよね。

走行中にしろ、駐車場に停めていたにしろ、見た目からそこまで悪い感じがしない。シートは浸かっていないので、修理をすれば、多少の出費で直るのではという感じます。

専門家の意見をまとめると、本来はこの程度の浸水でも、処分相当となるそうです。

理由として、車内に少しでも浸水しているなら、マフラーやエンジンルームにはさらに浸水している可能性が高いからです。

もし、エンジンがかかっても、その後の故障も起こり得ますし、エンジンを直すのは車にもよるが数十万以上の出費となります。さらに、最近のハイブリッドカーは、浸水に弱いのでさらに費用が嵩みます。

誰もが思うのは、大雨の状況が治まった数日後に、購入したディーラーなどで専門家に点検をしてもらう事です。運が良ければ、多少の部品交換だけで助けるケースもあります。

この辺りは、ケースバイケースとなりますが、想像以上に車が浸水するのは、深刻な事になると捉えて下さい。

水没前の状況に戻すには、50万や100万以上かかるのも当たり前なのです。

まとめ

残念ながら、現在の日本ではどこでもゲリラ豪雨や台風の被害に巻き込まれる可能性があり、愛車が浸水や冠水する危険性と隣り合わせです。

アンダーパスなど周囲より低い道路は特に危険で、そこを走っている際にゲリラ豪雨が起こってしまうと、一瞬で車が動かなくなり、故障や廃車と繋がってしまいます。

また、冠水まで巻き込まれたら、それこそ命を守る行動として、車内の窓ガラスを割る事も想定し「脱出用ハンマー」を用意しておくべきです。

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