高齢ドライバーの事故急増中!認知機能セルフチェックシートで確認を

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今年(平成30年)の1月から9月末時点での全国の交通事故件数は315,137件で、前年比では今のところ-8.8%と減少、死者数で見ると2,458人で、これは前年比で-5,4%減少しております。

しかしながら、都道府県別でみると前年比で『千葉県』が+27人、『神奈川県』が+15人、『新潟県』が+14人と手放しで喜べる状況ではありません。

さらにそれを年齢別で見てみると、65歳以上の高齢者が半数以上占めており、今年の今後の推移が心配されます。

皆さんもご存じのとおり、世間では年々高齢ドライバーによる事故報道が増えてきているというのは誰もが感じるどころかと思います。

高齢者と言われる年齢の方々でも、はつらつと元気で若々しい方もおり、その運転機能は個人差があります。

認知症にいたっては皆が皆発症するものではないだけに、「私はまだまだ大丈夫」「まだそんな病気になっていないし」とついつい思いがちです。

個人差のあるものだからこそ年齢による線引きがなく、それこそ、『誰にでもあるリスク』が静かに近付いてきているとも言えますよね!

そこで、警視庁のホームページでは、認知症でなくとも、加齢による認知機能の低下を早期発見にドライバー自身で役立ててもらうために、『運転時認知障害早期発見チェックリスト30』というものを掲載しています。

これは、NPO法人高齢者安全運転支援研究会が、医学博士監修のもとで作成したものです。

あなたもやってみよう!『運転時認知障害早期発見チェックリスト30』

自分にあてはまる、と思う項目をチェックしてみましょう!(警視庁ホームページより引用)

1)車のキーや免許証などを探し回ることがある。
2)今までできていたカーステレオやカーナビの操作ができなくなった。
3)トリップメーターの戻し方や時計の合わせ方がわからなくなった。
4)機器や装置(アクセル、ブレーキ、ウィンカーなど)の名前を思い出せないことがある。
5)道路標識の意味が思い出せないことがある。
6)スーパーなどの駐車場で自分の車を停めた位置が分からなくなることがある。
7)何度も行っている場所への道順がすぐに思い出せないことがある。
8)運転している途中で行き先を忘れてしまったことがある。
9)良く通る道なのに曲がる場所を間違えることがある。
10)車で出かけたのに他の交通手段で帰ってきたことがある。
11)運転中にバックミラー(ルーム、サイド)をあまり見なくなった。
12)アクセルとブレーキを間違えることがある。
13)曲がる際にウインカーを出し忘れることがある。
14)反対車線を走ってしまった(走りそうになった)。
15)右折時に対向車の速度と距離の感覚がつかみにくくなった。
16)気がつくと自分が先頭を走っていて、後ろに車列が連なっていることがよくある。
17)車間距離を一定に保つことが苦手になった。
18)高速道路を利用することが怖く(苦手に)なった。
19)合流が怖く(苦手に)なった。
20)車庫入れで壁やフェンスに車体をこすることが増えた。
21)駐車場所のラインや、枠内に合わせて車を停めることが難しくなった。
22)日時を間違えて目的地に行くことが多くなった。
23)急発進や急ブレーキ、急ハンドルなど、運転が荒くなった(と言われるようになった)。
24)交差点での右左折時に歩行者や自転車が急に現れて驚くことが多くなった。
25)運転している時にミスをしたり危険な目にあったりすると頭の中が真っ白になる。
26)好きだったドライブに行く回数が減った。
27)同乗者と会話しながらの運転がしづらくなった。
28)以前ほど車の汚れが気にならず、あまり洗車をしなくなった。
29)運転自体に興味がなくなった。
30)運転すると妙に疲れるようになった。

以上、30項目です。

このうち5問以上にチェックがついた方は気を付けた方がいいかもしれませんね!

「え?こんなことも?」というような項目もあったかと思いましたが、この機会にこれまでの自分の運転との変化を意識するのにはいいかもしれませんよ。

また、チェックが少なくても安心せず、このチェックを通してこれからの安全運転に努めることも忘れずにいたいものですね。

チェックした人が最も多かった項目とは?

このチェックリストを用いて埼玉県警では、免許更新する高齢者など7000人弱を対象に調査し、2016年12月に結果を発表しています。

そしてこのチェックリストで最も多かったのは、
「28)以前ほど車の汚れが気にならず、あまり洗車をしなくなった。
でした。

忙しかったりなどという理由ではなく、それだけ車や運転に関心や興味を抱かないという表れもある、ということなのだと思います。

「運転適性相談窓口」を利用しよう!!

以上のチェックによる認知低下の心配ごとのほか、てんかん、統合失調症、そううつ病、無自覚性の低血糖症や睡眠障害など、症状により運転の心配がある場合、当事者やそのご家族が相談できる無料相談窓口もあるそうです。

電話相談では本人の状態が分かりにくいため、直接窓口への相談がおススメとしています。その際には、本人の場合はご家族の付き添いや同席をお願いしているとのことですので、予約不要ですし気軽に利用できそうです。

各都道府県警察に運転適性相談窓口がありますので、気になる方は相談に訪れてはいかがでしょうか。

特に多かった場合は専門医の受診も検討を

このチェックリストを監修した医学博士のコメントでは、今回の調査結果から、加齢・認知機能の低下による意欲の低下、記憶障害、空間認知機能の低下が始まっている人がいるということが分かるといいます。

実際に症状があるかどうかだけでなく、そういった予備軍である可能性を自覚することが、まず大事なのではと気付かされますね。

また、最新の車は安全サポートも抜群です。

次回の車購入の際には、そのような安全性能の高い車を選ばれてはいかがでしょうか。

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