「満を持して!」
この言葉が似合うホンダの自信作であり意欲作、新型N-WGNが遂に発表され、8月9日から発売開始となります。
前回の初代N-WGNは2013年に発売され、それから6年での新型投入は、大ヒット車N-BOXとほぼ同じペースで、ホンダの計画通りです。
その一方、これら二台を含めた「Nシリーズ」は、N-BOXの一人勝ちが突き進み、他は販売面で苦しんでいたのも事実です。
しかし、その起死回生の切り札としてこの度、2代目となる新型N-WGNが発売されるのです。
出典:https://www.honda.co.jp/news/2019/4190718-n-wgn.html
ホンダ車らしい愛くるしい外観、
しかし安全性能はとにかく高く軽No.1です。
ホンダセンシングは当然ながら、”衝突軽減ブレーキ”や”渋滞追従機能付きACC”など目を見張る新技術が多数導入されています。
これらを持って、ライバル他社のスズキ・ワゴンRや日産・新型デイズと激しい販売競争を勝ち抜くのが至上命題とされます。
では、これらのライバル車ワゴンR・新型デイズとの比較や、新型N-WGNの特長などを踏まえて紹介させて頂きます。
新型N-WGNはシンプルボディに最高クラス安全性能!
発売されるモデルは従来通りにノーマルタイプ「N-WGN」とスポーツタイプ「N-WGN カスタム」の二種類です。
どちらもターボ有り無しを選べますが、安全装備「ホンダセンシング」は全車標準装備です。
外観は四角いボディが何と言っても特徴で、ノーマルタイプは丸ライト、カスタムは四角ライトになります。
N-BOXなどスーパーハイトワゴンと比較すると後席自由度で劣ると懸念する声もありますが、このN-WGNではその点でも大きく改善されています。
後席空間と荷室が劇的に変化! 女性ドライバーは大満足!
・トランク(荷室)が上下二段に分けられ、荷物積み下ろし楽々
・買物カゴ2つをピッタリ横に乗せられる荷室空間
・ショッピングカート高さと荷室が同じ高さ積みやすい
・後席倒すと巨大空間、それで下には荷物乗せる空間確保
・後席下には濡れた傘を入れられる”リアシートアンダートレー”
軽自動車の弱点とされるトランクの狭さや利便性を劇的に改善したのが、新型N-WGNの特長です。
トランクは上下二段に分けつつ、上には買い物かご2つを並べられ、敷居があるので下にも荷物が入ります。
また、荷物を入れやすくするよう低く設計されているので、女性や子供でも積みやすいです。
この様な点は、女性ドライバー視点での配慮として、ホンダならではの気配りです。
軽初の安全機能あり! ホンダセンシングも劇的変化!
今では軽自動車でも、安全機能をどれだけ装備するかが売れる車と売れない車の分かれ目となっています。
新型N-WGNは、画期的な安全機能が二つ搭載されています。
①渋滞追従機能付ACC〈アダプティブ・クルーズ・コントロール)
②衝突軽減ブレーキ
①の渋滞追従機能付きACCはホンダ軽で初の採用、②の衝突軽減ブレーキは普通車含めてホンダ車初の採用です。①は加速や減速、適切な車間距離までも運転支援し、ドライバーはハンドル操作だけです。②は咄嗟の自転車横断でも緊急ブレーキが作動します。
ホンダセンシングには、この二つ以外にも様々な安全機能が備わっていて、安全面ではライバル軽自動車を凌駕しています。
他にも、ホンダセンシングには誤発進抑制機能、歩行者事故低減ステアリング、先行者発進お知らせ機能、標識認識機能、路外逸脱抑制機能、車線維持支援システム、後方誤発進抑制機能、オートハイビームの機能が備わり、これらは標準装備となります。
新型N-WGNにライバルなし? ワゴンR、ムーブ、デイズと徹底比較!
新型N-WGNのライバルとされる、スズキ・ワゴンR、ダイハツ・ムーブ、日産・新型デイズのスペック比較です。
比較したのは、どの車種もターボ搭載で最も低い価格モデルとなります。
ホンダ・N-WGN L ターボ(FF)
全長×全幅×全高(mm):3395×1475×1675
車両重量(kg):860
WLTCモード燃費(km):22
JC08モード燃費(km):25.8
最高出力(ps):64
最大トルク(kgf・m):10.6
車両本体価格:約150万
スズキ・ワゴンR スティングレー・ハイブリッド T(FF・ターボ)
全長×全幅×全高(mm):3395×1475×1650
車両重量(kg):800
JC08モード燃費(km):28.4
最高出力(ps):64
最大トルク(kgf・m):10.0
モーター最高出力(ps):3.1
モーター最大トルク(kgf・m):5.1
車両本体価格:約165万
ダイハツ・ムーブ Xターボ“SA Ⅲ” (FF)
全長×全幅×全高(mm):3395×1475×1630
車両重量(kg):830
JC08モード燃費(km):27.4
最高出力(ps):64
最大トルク(kgf・m):9.4
車両本体価格:約135万
日産・デイズ・ハイウェイスターGターボ(FF)
全長×全幅×全高(mm):3395×1475×1640
車両重量(kg):860
WLTCモード燃費(km):19.2
JC08モード燃費(km):25.2
最高出力(ps):64
最大トルク(kgf・m):10.2
モーター最高出力(ps):2.0
モーター最大トルク(kgf・m):4.1
車両本体価格:約154万
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最も新しいN-WGNの車両価格が意外にお安いのに、驚くと思います。
もちろん、簡易ハイブリッドモデル(モーター)ではない点もありますが、それでも最新安全機能が多数導入されたターボモデルで約150万は、他社と比較して割安感があります。
発売時期が違うので、単純に比較するのはフェアではありませんが、比較した3台の中で一番ライバルとなるのはダイハツ・ムーブではないでしょうか。
なぜなら、今回のN-WGNは明らかに働く女性をターゲットに絞り、外観も親しみやすくして、日常の足として買物の便利さを追求しているからです。
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何より、スズキ・ワゴンRや日産・デイズは個性が強く、男性客からの人気や販売を期待しているからです。
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ムーブの安全機能は、「スマートアシストⅢ」で衝突警報機能、衝突回避支援ブレーキ機能、車線逸脱警報機能、誤発進抑制制御機能、先行車発進お知らせ機能、オートハイビームとなります。
これらは、最新のN-WGNのホンダセンシングと比較すると劣っているのは否めません。
それに、最初に紹介した①渋滞追従機能付ACC、②衝突軽減ブレーキは本当に驚きの安全機能なので、これを考慮すると二台の価格差約15万円もN-WGNのハンデにはならないでしょう。
新型N-WGNの本気度! 軽初の採用多数で運転さらに快適
新型モデルが登場すると、安全面や燃費にばかり気になってしまいますが、今度のN-WGNはホンダからの並々ならぬ本気度が伝わります。
これまでは普通車や高級車にだけ導入されていた機能が、新型N-WGNにかなり採用されているのです。
その一例として、
・テレスコピック機構
・EPS新制御ロジック
・シャークフィンアンテナ
・リンク式のペダル採用
これらは大人気のN-BOXにも採用されておらず、ホンダでは新型N-WGNのみ。
他社の軽でも、ほぼ採用されていないと思います。
テレスコピック機構でハンドル調整が前後にも可能となり、EPS新制御ロジックはハンドル操作がよりスムーズに行え、N-WGN カスタムだけに採用されたシャークフィンアンテナは他社も含めて軽として初の搭載です。
アクセルなどのペダルもリンク式となり、より踏みやすく操作が楽で長時間ドライブも快適です。
見た目が人懐っこいデザインながら、その中身はライバル車と比較しても、最も高級軽自動車の称号に相応しい充実ぶりで、ホンダがN-WGNで提唱する”シンプルさ”を大切にしながらも、末永く乗る事ができる一台が完成したのです。
新型N-WGNの生産再開はいつになるのか!?(2019/10/9:追記)
2019年8月9日に発売された新型N-WGNですが、生産停止という驚きの情報が入ってきました…。
前評判も良く、ホンダで大人気のNシリーズの2番手だけあり今回の生産一時中止はかなり残念ですね…。
実際、発売月の8月は販売台数が6,958台と発表されており、ホンダが力を入れておすすめしていた通りの好調な滑り出しだったと言えます!!
ディーラーで話を聞く機会があったのですが、やはりお客様からの評判も良くおすすめできる1台だと言っていました。
私も新型N-WGNに少し乗る機会があったのですが、車内空間等も含めてかなり良い印象を受けましたね。
そんな中…新型N-WGNの突然の販売中止に…驚きを隠せません…。
ホンダのサイトに伺ってみると、このような↓文面が掲載されてました。
引用元:https://www.honda.co.jp/recall/
どうやら今回の新型N-WGNの不具合は、”駐車する際に使う電動パーキングブレーキの警告灯の異常点灯”だという事です。
原因を調べるために部品の供給も止まっているようで、既に約1カ月にわたって生産が止まっているらしいです。
更に、今回の生産停止の影響で、増税前の納車だった方が、増税後になってしまうケースがあるようで、色々な面で対応に追われそうですね…。
また、残念なことに今の所、生産再開の目処は立っていないようですね…。
ディーラーおすすめの新型N-WGNが1日でも早く生産が再開されることを願っております。
<(_ _)>
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