新型タント!ダイハツの大本命の名車がついにフルモデルチェンジ
2019年も半分以上を経過し、皆さんから見て上半期に発売された新型車はどのように見え、また注目をしましたか?
スープラやMAZDA3は話題を独占しましたが、趣味性が高く車好きが好むのは否めませんよね。
この二台が販売ランキングで上位に入るのは、想像できません。
今年発売された新型デイズは軽自動車の人気もあり評判が高くて、日産の本気度も感じられる一台です。
そして今回、満を持して登場するのがダイハツの新型タントです。
確実に販売ランキングでトップに君臨するであろう、大本命の名車がフルモデルチェンジされ、新型タントが7月9日に遂に発売されたのです。
出典:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/tanto/index.htm
タントはダイハツが誇る、子育てファミリー層から高齢夫婦、そして若い世代や中年男性にも幅広く人気が高く、トールワゴンの先駆け的な軽自動車です。
今回の新型タントは4代目となり、その熟練された完成度には定評がありますが、さらに安全性能や快適装備が充実しているのは確実で、現在先行しているホンダ・N-BOXやスズキ・スペーシアの牙城を崩すのは間違いありません。
そこで、新型タントの何が凄くて、N-BOXやスペーシアよりも魅力があり優れているのか調べてみました!
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新型タントは新プラットフォームに新開発エンジン!
最近の軽自動車は、居住空間だけ広く、後は普通に走れるという性能レベルぐらいでは、ダメなのはご存知ですよね。
確かに初代タントが発売した15年以上前ならそれでも良かったかも知れません。
しかし、現在はトールワゴンでも高い走行性能を求められ、少しでもライバル車より劣っていると、売上低迷となる時代です。
新型タントの良くなった点
・新プラットフォームの新世代のクルマづくり「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」採用
・「DNGA」でエンジン、CVTなどプラットフォームを新開発
・前モデル比で80キロの軽量化成功
・ボディ剛性は従来比30%、60キロ程度の中間加速は13%それぞれアップ
・燃費アップで高速道路も文句なし。速度60キロで12%、100キロで19%アップ
・先進安全技術がさらに進化。スマートアシストIIIの採用
・世界初の運転席ロングスライドシートは驚異の最大540mm
・軽初のパワースライドドアのウェルカムオープン機能搭載
・軽初のスマートパノラマパーキングアシスト搭載
・外観は静観になり2トーンカラー採用
ざっと抜粋しただけでも、上記の様な点が今回の新型タントの改良点でありストロングポイントになります。
身も蓋もない言い方をすれば、N-BOXを抜いて販売ランキングで1位を獲得するのは確実とされ、そのレベル高さに辛口で知られる自動車評論家の多くが大絶賛をしている次第です。
具体的には、新世代のクルマづくり「DNGA」を採用したのが大きいです。
これにより、エンジンが力強くなり、そして速くなりながらもボディ剛性アップでコーナーなども運転しやすく安定し、それで軽量化成功で燃費アップと良い所だらけになりました。
ところで、「DNGA」ってどこかで聞いた事がありませんか? そうです、親会社であるトヨタの「TNGA」と基本はまったく同じです。
これにより、軽ながらまったく別の車に、前モデルとは比較にならない別車に進化したと言っても過言ではありません。
出典:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/tanto/index.htm
N-BOXがなぜバカ売れしたか?
いくつも理由はありますが、最も大きかったのはホンダの普通車の技術を軽であるN-BOXに採用したからです。
だから、乗り味や快適性、安全性や走行性が大勢のお客を満足させ、今でも大ヒットしているのです。
その方式を王者トヨタとダイハツが採用したのですから、後発であり普通車では優っている技術を取り入れたタントの圧勝ですよね。
新型タントとライバル車を比較!
タントの当面のライバルであるN-BOXとスペーシアの二台を、様々な角度から分析してみました。
・N-BOX(カスタムG・ Lターボ)の基本データ
全長×全幅×全高(mm):3395×1475×1790
室内長×室内幅×室内高(mm):2240×1350×1400
車両重量(kg):930
JC08モード燃費(km):25
車両本体価格:約189万
特長:現在販売ランキング1位を独占の大人気車。多彩なシートアレンジ、安全運転支援システムのホンダセンシング採用。高速道路で活躍するアダプティブクルーズコントロール、低重心で乗り心地や走行性能良い。
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・スペーシア(カスタム ハイブリッド XS ターボ)
全長×全幅×全高(mm):3395×1475×1785
室内長×室内幅×室内高(mm):2155×1345×1410
車両重量(kg):900
JC08モード燃費(km):25.6
車両本体価格:約178万
特長:ターボとマイルドハイブリッドにパワーモードで走行性能は軽レベルを凌駕。後席も快適なスリムサーキュレーター。安全支援スズキセーフティサポートを採用。全方位モニターで360°の確認。
・タント(カスタム RS ターボ 2WD)
全長×全幅×全高(mm):3395×1475×1755
室内長×室内幅×室内高(mm):2180×1350×1370
車両重量(kg):920
WLTCモード燃費(km):20
車両本体価格:約174万
特長:新世代のクルマづくり「DNGA」で、走行・燃費などを全面刷新。世界初&軽初の新技術を惜しみなく採用。老若男女だけでなく福祉車両としても文句なしの一台。
この三台を比較すると、ボディサイズは軽なので違いと呼べる差はないです。それぞれの特長として、N-BOXは満遍なくレベルが高く、スペーシアは走行性能とマイルドハイブリッド、タントは「DNGA」によるプラットフォーム刷新がそれぞれの個性となります。
出典:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/tanto/index.htm
N-BOXが現状では最も売れていますが、そこにはカラクリもあります。
それは、ホンダの場合はミニバンやコンパクトカーから、N-BOXへの買い替えが非常に多いのです。
要するにホンダ車を愛用している人が、新しい車としてN-BOXを選ぶのです。
これはスズキやダイハツでは稀なケースですし、何よりこの2社はスペーシアやタント以外も満遍なく売れています。
ですから、実際にはN-BOXは良い車ですが、スペーシアやタントを圧倒する実力があるとは言えません。
新型タントで感じられるダイハツの本気度!
今回の新型タントは発表段階から”絶賛”が多かったですが、それだけに実際にカタログを見るまでは、真偽が定かでなかったのも事実です。
しかし、先ほどのライバル車とのスペック比較だけでも、ダイハツが並々ならぬ執念で、N-BOXやスペーシアからトールワゴンNo.1の称号を奪い返す気が満々なのを感じ取りました。
具体的には、スペックでライバル車を上回っているからです。
何しろ、プラットフォームを変えたら価格が跳ね上がるのが慣例ですが、それをN-BOXはもちろろん、低価格で有名なスズキのスペーシアよりタントの価格を抑えたのです。
さらに、燃費はWLTCモードなので一概に比較できませんが、実燃費では上回るでしょう。
さらに、N-BOXの特長でもあるロングスライドシートの長さ、予防安全機能の総数などでも圧倒しています。
それでいて価格は安いのですから、ダイハツ(とトヨタ)の販売網を加味すると、タントの圧勝が目に見えるほどです。
新型タントの売れ行きはどうなのか!?(2019/10/8 追記)
満を持してダイハツが発表した新型タントが、2019年7月9日に発売されてから3カ月ほど経ちました。
果たしてその売れ行きや評判はどうなのでしょうか!?
実際に私が9月中旬頃にディーラーへ新型タントの現車を見に行ったところ、やはり大きく展開しておりダイハツのおすすめ度・本気度が伝わってきました!!
スタッフの方に話を聞いてみると…
『新型タントはおかげさまで評判も良く、今からのご成約ですと…年明けより順にご納車となっております。』
…っと説明されました!!
出典:https://kakakumag.com/car/?id=14427
新型タント…すごい人気ですっ!!
ちなみに【2019年8月 軽自動車 登録台数ランキング】を見ると…
1位 ホンダ/N-BOX 1万8,282台
2位 ダイハツ/タント」 1万6,838台
発売前の前評判以上の結果で、王者であるN-BOXに迫ってきています!!
ディーラーも本気でおすすめしている新型タントの今後の追い上げに目が離せませんね!!
まとめ
実際に試乗などをしてからの最終判断となりますが、今回のタントはカスタムの外観も、N-BOXやスペーシアよりグリルを抑えて、大半の人は好印象になるはずです。
派手さよりも、シンプルな原点回帰ながら走行性能や安全機能などはライバル車を圧倒。
これらから総合的に判断して、タントを破るトールワゴンは当面登場しないのではないでしょうか。
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