水素ステーション新会社「JHyM」設立へ!水素自動車は普及するのか!

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日々、車関連の情報を入手しているなら、最近気になる話題を目にしたと思います。

それは、トヨタ・日産・ホンダの国産最大手自動車会社に、JXTGエネルギー・出光興産・岩谷産業・東京ガスなどがインフラ整備として加わり、本格的な水素自動車の普及が実現するように、準備に動き出したのです。

その第一歩として、これらの国内有数企業と金融機関や国が一丸となり、水素ステーション会社「JHyM(ジェイハイム))」を立ち上げ、ここが中心となり全国各地に水素ステーションを造り始める事となります。

計画としては、2021年までに四大都市圏を中心に全国80か所に建設する予定となっています。

現実的にはこの数字目標は難しい気もしますが、遂に本格始動した事で今後がどうなるのか注目していくべきでしょう。

水素ステーションとは?

水素ステーションとは何かと言うと、要はガソリンスタンドの水素版となります。

現在の自動車はハイブリッドや電気自動車も普及しつつありますが、まだまだ大多数はガソリン自動車となります。

現在のガソリンスタンドと併設し、その敷地内なり一部が水素ステーションとなれば、コスト面でも優れていると思います。

水素ステーション建設の規制が緩和されてきましたが、依然として水素ステーション建設には多額の費用がかかるのが現状です。

現在、関東・中部を中心に移動式水素ステーションも含めて90個所を超える水素ステーションが設置されています。

水素自動車とは何なのか? トヨタと日産の思惑とは?

水素ステーションを利用するのは水素自動車となりますが、その車の事は、一般的には「燃料電池自動車」(FCV)と呼ばれています。

ですから、この記事でも今後は燃料電池自動車と表記していきます。

燃料電池自動車の特徴を挙げるなら、下記の通りとなります。

基本燃料は水素と酸素、ガソリン不使用なので環境に優しい

・同様に排気ガスや二酸化炭素がほぼ排出されない

・天然ガスなどを燃料にする事も可能となり、ガソリンよりクリーン

走行性能、燃費面でもガソリンやハイブリッドより優れる

現行のハイブリッドカーは、事実上はガソリン車となります。モーターはあくまでも補助的なものとなり、日産には電気自動車がリーフなどで誕生していますが、それでも燃料電池自動車の方が上記一覧などの面で優れているとされています。

今回のニュースを耳にして気になったのは、トヨタと日産が協力し合うという点です。

この二社が仲違いしているという意味ではなく、

トヨタ…プリウスやアクアのハイブリッドカー
日産…リーフの電気自動車、ノートやセレナのe-POWER

この様なイメージを持たれている人が多いと思いますし、私もそうでした。

しかし、今回は次世代カーと言われている燃料電池自動車の普及で協力するのです。

それに、水素ステーション会社「JHyM」の計画では、2021年までに80か所建設を目標とするので、本当に数年後の未来ですよね。

流石に燃料電池自動車が急激に普及するとは思いませんが、それでもハイブリッドや電気自動車の購入計画を立てている人は、またすぐに次世代カーが出るとするなら、躊躇してしまいますよね。

トヨタと日産は、それぞれがハイブリッドや電気自動車が今後の主役としていますが、その一方で新たな燃料電池自動車の発展にも動いているのです。今後の動向からも目が離せなくなりそうです。

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燃料電池自動車の弱点を知ろう!

トヨタのMIRAIは、燃料電池自動車の先駆けと言える存在です。

カタログによると、水素タンク容量は約122リットルで、約650キロの走行が可能となります。

今後登場する燃料電池自動車は、このMIRAIが燃費などの基準となります。

MIRAIの評価を調べると、現状では賛否両論となっております。

口コミサイトなどで購入者の声を調べると、遮音性や騒音などは高評価です。

反面燃費が悪いという声が多いのも事実です。

カタログ数値の半分ぐらいしか走らないと声もあり、水素ステーション設置の問題もあり、遠出は難しくなるのが現状かもしれません。

環境に優しいという目的で作らている車の為、高額な新車価格で走行距離や実質燃費で現状は課題が残っていと言わざるをえません。しかし、数年後にはさらに画期的な燃料電池自動車が誕生する可能性に大いに期待したいものです。

水素ステーションと燃料電池自動車の課題とは何?

燃料電池自動車の強みは、先ほども書きましたが、クリーンなエネルギー燃費や性能の良さとなります。

しかし、仮に1リッターで50キロ走っても、あまりにも車体価格が高額なら普及しません。

現状でも、軽自動車でも30キロ以上の燃費があるのです。

今後、インフラ整備などの課題があり、買い替えまでして購入する人がどれぐらいいるのか、まだまだ普及の予想が難しいといえます。

更に、地方ではガソリンスタンドが減少している中、そこに水素ステーションが建設されていくのでしょうか。

課題は他にもあります。

国内はトヨタや日産や他企業がインフラ整備を進めるにしても、海外では欧米などが燃料電池自動車が普及しないと、否定している声が多くあるということです。

すると、国内自動車会社の売り上げの生命線は海外販売頼みなわけですから、国内メーカーの体力が持つかという点で不安が残ります。

燃料電池自動車の今後はどうなる?

水素ステーションの普及には、燃料電池自動車が国内で大きな販売台数を確保する必要があります。

ハイブリッドなどライバル車や現行ガソリン車も性能と燃費で十分良くなっている中、燃料電池自動車がトップに躍り出るのは、いくら世界のトヨタといえどもかなり高いハードルです。

環境問題が待ったなしとなった現在で、環境に優しい、クリーン水素ステーション・燃料電池自動車の普及には大いに期待したいところです。

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