クルマの日常点検やってますか?
教習所ではクルマに乗る前に必ずやっていた日常点検、皆さんはやっていますか?
おそらく、やっていない、やったことがないという人が大半だと思います。
現在のクルマというのは非常に耐久性が高く簡単には壊れたりしないため、必要性を感じないしやるのもめんどくさい、というのが日常点検をしない理由だと思いますが、よくブレーキランプが片方切れているクルマを見かけますよね。
そんなことで…と思うかもしれませんが、ブレーキランプが片方切れているだけでも事故に繋がる原因となりますし、整備不良として違反点を取られてしまうこともあるのです。
簡単な日常点検をしていれば防げることですので、毎日とは言いませんが、半月に一度や一か月に一度だけでも日常点検を始めてみてはいかがでしょうか。
とは言っても日常点検って何したらいいか分からない!という人も多いと思いますので、今回は”誰でも簡単にできる日常点検“をご紹介します。
自分でできる!クルマに乗る前に確認しよう
クルマに着いたらすぐに乗り込みたくなる気持ちもわかりますが、そこをグッと抑えて点検してみましょう。手間はほとんどかかりません、目視で終わります。
タイヤ
タイヤは走るうえで、非常に重要なパーツです。
気づいているのか気づいていないのか分かりませんが溝のないツルツルの状態で走っているクルマがいますが、雨の日にどこにすっ飛んでいくか分かりません。
まずは溝が十分にあるか確認をしましょう。タイヤにはスリップサインというものがあって、溝の中にちょっと盛り上がっているところがあります。その盛り上がりがトレッド面(タイヤ表面)まで出てきてないかを確認します。
出てきていたらすぐに交換をしましょう。
あとは釘などが刺さっていないか、空気は抜けていないかを確認してチェックは完了です。
エンジンオイル
古いクルマでたまにあるのが、エンジンオイルが半分ほどしか入っていなかったという状態です。このような状態だとエンジンがいつ焼き付きを起こしてダメになってしまってもおかしくないので、そうならないためにもオイル量のチェックをしましょう。
ボンネットを開けると、指を通すような丸い輪っかが見当たると思います。オイルレベルゲージというもので、それを引っ張りだしてください。
引っぱり出したら一度ティッシュなどでオイル付着部分をふき取り、差し込みます。そして再度引き抜いて目印の範囲内にオイルが付着していれば問題ありません。規定範囲内にオイルがなければ、すぐにクルマ屋さんに持っていきましょう。
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ウォッシャー液
ウォッシャー液をよく使う人は意外とすぐになくなってしまうんですよね。
エンジンオイルのチェックついででいいので、ウォッシャー液の量も確認しましょう。
パカっと開くような蓋がついているのがウォッシャータンクです。ウォッシャータンクは残量を確認する目安がついてないことが多いので、真上から覗いて少なくなってそうだったり、しばらく補充してなかった場合はこれを機に補充しましょう。
ウォッシャー液はガソリンスタンドやカー用品店などで安価で売ってますが、水道水でも代用はできます。
クルマに乗って確認しよう
車外での確認が終わったら今度はクルマに乗って点検をしましょう。
車内での点検項目もいろいろあるのですが、あまり項目が多すぎてもやる気がうせてしまいますので、簡単にできる範囲でご紹介します。
計器類
クルマに付いているメーターパネル(計器)は様々な情報を読み取ることができます。次の項目に異常がないかチェックをしましょう。
・タコメーター(アイドリングは安定しているか)
・水温計(正常な範囲内を指しているか)※エンジンをかけてしばらくしないと水温計が上がらないクルマもあります。
・燃料計は正常に動作しているか
・警告表示が出ていないか(警告についての詳細はクルマの説明書に載っています)
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ブレーキランプ・ヘッドライト
ブレーキランプやヘッドライトの確認は夜にするのがやりやすいです。ブレーキランプはブレーキを踏めば点灯するため、踏みながら後ろを振り返ったり、サイドミラーから確認をすることができます。
また、昼間でも後ろに壁があればほんのり赤くなるのを確認することができます。
ヘッドライトは通常時とハイビームがきちんと動作するかを確認しましょう。
ウィンカーランプ
ウィンカーが玉切れすることはそれほど多くありませんが、ウィンカーの点滅速度が速くなっている場合は前後左右のどれかが玉切れをしている可能性があります。
これをハイフラ現象と言い、ウィンカーの玉が切れることで消費電力が少なくなり、高速で点滅する現象が起きます。そのような場合は、ハザードランプでどこのウィンカーランプが切れているか確かめて交換をしましょう。
さいごに
日常点検って何をすればいいか分からない!という人も今回紹介した点検くらいなら簡単にできるのではないでしょうか。
事故を防ぐため、愛車を調子よく保つためにも少しの手間は惜しまないで、半月に一度や一か月に一度の頻度でいいので、是非やってみてください。
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