もうすぐ梅雨の季節が訪れますね。
この時期、車を乗る際に大活躍するワイパーですが窓との接触部はゴムで出来ているため、摩耗や経年劣化により急に水はけが悪くなり視界も悪くなったりするので、定期的にワイパーのゴムを交換する必要があります。
普段はワイパーの拭き取り機能が低下してから、ワイパーを交換したりすることが多いと思いますが、運転の最中に視界が悪くなると交通事故にも繋がりかねませんので、ワイパーの定期的なメンテナンスは必須です。
ワイパー劣化による視界不良が起こる前に交換できたら、安全に運転できますね。
一般的には、車検に合わせて、2年に一度ワイパーを交換する方が多いと思いますが、交換の目安としては、1年と言われております。
しかし、お車の状況によっては、1年よりも短くも長くもなりますので、交換のタイミングが分かると嬉しいですね。
では、いつ、どのタイミングでワイパーを交換したらいいのかとふと疑問に思うことはありませんか。
常日頃、安全にドライブするためにも、今回はワイパー劣化による症状やワイパー交換のタイミングと方法について、解説したいと思います。
そこで日頃にお世話になっている車屋さんにワイパーの交換時期を計る方法を教えてもらいました。
ワイパーの劣化による症状
ワイパーを使い続けると交換の目安になるような次の4つの症状が出るとのことです。
1 すじ状の拭き残しが出来る
ワイパーは本体ブレードに対して直角になるようになっていますが、使用している内に曲ってきてしまいます。こうなってしまうと、ワイパーとフロント窓の接地面に力がダイレクトに伝わらなくなり、ワイパーのゴムが緩くなって、拭き残しが出来てしまいます。
2 ガラスに水がにじむ
上記と同じようにワイパーゴムの緩みから、汚れが残ってしまい、水に混じって、にじんだりします。
3 拭きがビビる
ワイパーのゴムが経年劣化で硬くなってしまい、ワイパーとフロント窓の摩擦が強くなり、ゴムとガラスを思いっきり擦りつけた様なビビッと音がします。
4 拭きムラができる
これも経年劣化により、ワイパーのゴムの一部に亀裂などが入り、その部分が拭けず、拭きムラが出来たりします。
先に書いたような症状が出たら、交換のタイミングとなります。
また、ワイパーのゴムをこまめにチェックして、亀裂や曲りなどワイパーの劣化を確認してから、交換するのも良いと思います。
注意点としまして、冬場のワイパーの使い方について、アドバイスがあります。
早朝に車に乗るときに窓が凍りつくことがあると思いますが、いきなりワイパーを使うのはNGです。
一発でワイパーのゴムをダメにします。冬の時期に車に乗る際には、暖房をつけて、ガラスを暖めてからワイパーを動かすか、凍りつかないようにワイパーを立てておくことをおすすめします。
ワイパーの交換方法
いよいよ、ワイパーの交換方法について、解説させて頂きます。
ワイパーの交換方法は、大きく分けると2通りあります。「ゴムのみの交換」と「ワイパーブレードごとの交換」です。
ワイパーブレードごとの交換のほうが簡単ですが、ゴムだけの交換に比べると費用が倍近くかかりますので、費用を気にするならば、ゴムだけの交換をオススメします。
ゴムだけ交換のデメリットは、費用は抑えられますが、少々手間がかかります。
ワイパー部品の購入について
ワイパーゴム及びワイパーブレードは自動車販売店、カー用品店、インターネットにて購入可能です。
ワイパーブレードの長さや形状は車種や年式によって違いますので、確かめてから購入しないと交換できない場合があります。
ご自身のクルマに適合するものを選びましょう。
カー用品店で購入する際に外したワイパーブレードを持ち込んで形状とサイズを確認するのもいいでしょう。
形状サイズ判別用のカタログがあるので、ご自分の車種に合うかどうか、手軽に確認することもできます。
失敗しないためには自動車販売店で購入するのが安全です。
ワイパーゴムの交換とワイパーブレードの外し方
今回はワイパーゴムの交換について、解説させて頂きます。
まず、ワイパーブレードを外します。詳しい外し方は下記の動画をご参考ください。
ワイパーブレードが外せたら、ブレードの先端(ストッパーが付いている方)からゴムを力づくで引き抜きます。
結構難いので、なかなか抜けないです。引き抜けたら、ブレードの先端から、ゴムを入れて、ストッパーにちゃんと咬ませて抜けないようにすれば、OKです。
あとは、ワイパーブレードを装着するだけです。
最後にワイパーゴムやワイパーブレードがはずれたりしないか、必ずワイパーを動かして正常に作動することを確認しましょう。
意外と簡単にできるでしょう。
雨の日の運転は大変なので、安全運転のために定期的なワイパーの交換を心がけることが大切です。
皆さんも梅雨に入る前にワイパーのチェック、または交換してはいかがでしょうか!
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