車のジャンク品でもある事故車と一言で言っても様々なケースが想定されます。
肝心なのは事故車を出張買取業者に買取を依頼したときに知っておかないと大変な損を被ってしまうので基本的な知識は身に着けておくべきです。
まず事故車の種類をおさらいしておきましょう。
大きく分けると事故車でも不動車と自走できる車が有ります。
不動車となってしまった原因には①自然故障で動かなくなった車、②対物事故で動かなくなった車、③車両火災で動かなくなった車、④水没により動かなくなった車、等あります。
ここで仮にあなたの高年式のレクサスが放火被害により車両火災で真っ黒こげで見るも無残な姿になってしまったらどうでしょう?一夜にして高級レクサスが ジャンク品となってしまうのです。
落胆のあまり査定してもらっても、お金が入るどころか逆に廃車費用を取られて持って行ってもらう事を想像するでしょう。
一般の人は何も知らないので、ここで弱気になり、買取業者に本音をチラリと言ってしまうと、見事に付け込まれてしまい、相場よりとんでもない位に安い査定をされてしまう可能性が有ります。
それは何故なのか以下に説明したいと思います。
私は中古車販売を営んでいた経験から車の買い付けにオートオークション会場に毎週のように行っていました。
そこには当然、各地から集まったジャンク品車両(事故車)もセリに出されます。ある日、高年式のメルセデスベンツが真っ黒こげでしかも前後が完全に潰れた状態で何年モデルなのかも判らない状態で出品されていました。
セリがスタートしたのを見守っていましたが、当時は私も「どうせ大した値段は付かない」だろうと思っていました。すると見る見る内に値段は跳ね上がり500万円くらいで落札されました。
理由が判らなかったのでまさに驚きです。考えてもみて下さい。水没車なら部品取りという選択枝があるので、そこそこの値段が付くのは想像できます。しかし完全に潰れたうえに真っ黒こげのベンツを500万円でセリ落としてその後に一体どうするのでしょう?実はこの車にも500万円の価値が残っているのです。
それは車検証と車体ナンバーです。何に使うかと言うと盗難車両と差し替えるのです。盗まれた車両は車体ナンバーと車検証が証拠になりすぐにアシが付いてしまいますが、セリ落とした車に煮ても焼いても食えないようなジャンク品車両の車体ナンバーを移植すれば別の車に生まれ変わってしまいます。
このカラクリを知らないと先ほどの高年式のレクサスも相手が悪徳業者の出張買取業者だった場合は大変な損をしてしまうのです。
逆を返すとあなたが所有する高級車は常に真っ黒こげに されてしまう危険性が有るという事にもなります。運転に自信が有ってもやはり車両保険には入っていた方が良さそうです。
次に、④水没により動かなくなった車ですがこれもガッカリしてしまうのですが、水没で動かなくなってしまうケースは意外によくある話です。
こちらは修理はできない事も無いのですが、エンジン廻りを交換したりと莫大な修理費用がかかってしまう為 仕方なくジャンク品として買い取りを依頼するケースが多いと思いますが、こちらの水没車は外観の見た目は健常な車と変わりませんので、立派な部品取り車です。
それでもその事を知らない一般の人は失望感から結果として安売りをしてしまうケースが多いのです。
上記の4つのケースのいずれの不動車(ジャンク品車)も高年式車が条件とはなりますが、想像をはるかに超えて高く買い取ってもらえるケースが多いので、慎重に売り損をしないように頑張ってください。
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