車購入時の支払方法!
車を購入するとき昔は現金かローン2択しかありませんでしたが、最近では様々な支払方法が出てきました。
特に最近よく見るのが、”新車が半額で買える”という謳い文句です。
捉え方によっては確かに嘘ではないのですが、言葉通りに捉えてしまうと痛い目を見てしまうかもしれません。
そこで今回は”新車が半額で買える”という方法も含め、どのような支払方法があって、どんなメリット・デメリットがあるのかをご紹介します。
現金払い
一番楽で安く買える支払方法です。
ローンのように金利がかかるわけでもなく、審査があるわけでもありません。
金額だけで見れば誰がどう見ても一番お得なわけですが、車を現金で買う人は全体の半分もいません。
それはそうですよね、安くても100万円前後しますし、ファミリーカーだと300万円弱、高級路線の車だと500万円以上は当たり前です。
そんな額をすぐに用意することは難しいですし、仮に用意できたとしても一気に大金が消えるのは不安が伴います。
このように、一番安く買えると分かっていてもためらってしまう理由があるのです。
ちなみに、ディーラー側からすると現金でのお支払いというのはあまりうれしくないです。
理由は三つ
・一つは現金を数えるのが面倒なため。
・二つ目は大金をいつまでも店舗に置いておくわけにはいかず、銀行へダッシュしなければならないため。
・三つ目はローンのように手数料収入を得られないため。
また、営業のノルマにはクレジット(ローン)の項目も設定されていることがありますので、営業が必死にクレジットをすすめるのはそのような理由があります。
メリット
・金利がかからない
・車の所有者が自分になる
デメリット
・大金が一度に消えてしまう
オートローン(通常払い)
支払期間を指定して、月々決められた額を返済していく方法です。
一番馴染みの多い支払方法ですね。詳細な支払方法を自分にあった形で指定することができるのも使い勝手が良いです。
指定できる主な項目としては、
・均等払いorボーナス併用払い
・頭金
・お支払回数
・初回支払月
などがあります。
そのため、月々どれくらいの支払額にしたいかや、ローンを組む年数などの調整は比較的しやすいです。
ただし、注意してほしいことは完済するまで車の所有権は販売店になります。
メリット
・手元にまとまったお金がなくても購入することができる
デメリット
・金利がかかる
・毎月返済していかなければならない
・車の所有者が販売店になってしまう
オートローン(残価設定型)
お待ちかね、”新車が半額で買える”という謳い文句がある、この”残価設定型ローン“です。
仕組みを簡単に説明すると、3~5年後の買取保証額(残価)をあらかじめ設定しておき、その残価を除いた金額でローンを組むことができます。
そして最終回のお支払い時に次の3つのプランから選ぶことができます。
①新車に乗り換える(車を返却することで支払う)
②そのまま乗り続ける(最終回お支払い分を一括か再クレジットで支払う)
③車を返却する(車を返却することで支払う)
月々の支払いを抑えて、様々な選択肢を持てるのが残価設定型ローンの良いところですが、傷や凹み、走行距離などによって追加料金が発生することもあり、自分の車というよりは、リースのような面も持ち合わせています。
今では、国内外関わらずどこの車メーカーも取り入れているほどメジャーなローンになっていますので、ローンの仕組みとメリット・デメリットをよく把握して利用を検討してみてください。
メリット
・月々の支払いを抑えることができる
・最終回お支払い時の選択肢の多さがある
・3~5年周期で新車に乗り換えることができる
デメリット
・金利がかかる
・毎月返済していかなければならない
・傷や凹み、走行距離によっては追加料金あり
・車の所有者が販売店になってしまう
カーリース
カーリースの会社が車を3年や5年と期間を定めて貸し出す(リース)サービスです。
どちらかというと法人向けのため、馴染みのない方が多いと思いますが、最近では個人向けカーリースもありますので、メリットに魅力を感じられれば利用するのもありだと思います。
元ディーラの営業としては利用する場合はデメリットが多いため、よく検討したうえでの利用をおすすめします。
メリット
・初期費用を抑えることができる
・維持が楽(メンテナンス代や税金がリース代として含まれているため)
・経費として計上できる(法人・個人事業主)
デメリット
・金利がかかる(分割の場合)
・毎月の支払額が大きい
・傷や凹み、走行距離によっては追加料金あり
・車のカスタムは基本的にできない
・途中解約すると違約金が発生する
まとめ
車の購入方法はいろいろな種類がありますが、それぞれメリット・デメリットがありますので、思ってたのと違った!とならないように、よく把握したうえで契約してくださいね。
また、ご紹介した支払方法以外にも、メーカーやディーラー独自のサービスがあったりしますので、自分に一番合った方法で車を購入して、無理なくカーライフを楽しんでいただければ幸いです。
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