運転する際に、あなたはパドルシフトを使っていますか?
最近はパドルシフトを標準装備している車も多いので、あなたの車にもついているかもしれません。
ただ、そもそも使っていなかったり、また使っていたとしても気づいたら使わなくなっていたというかたが多いのではないでしょうか。
パドルシフトは、使いどころを理解していると、運転が楽しくなったり、燃費がよくなったりと非常に便利な機能です。
今回は、そんなパドルシフトの使い方をご紹介します。
今までパドルシフトを使ってこなかったというかたは、ぜひ参考にしてみてください。
そもそもパドルシフトとは
出典:http://www.kenstyle.co.jp/blog/index.php?itemid=869
パドルシフト(パドルスイッチ)は、オートマ車のみ搭載されており、マニュアル車にはありません。
なんとなくスポーツカーに搭載されている付加機能だと想像してしまいがちですが、オートマ車についている機能です。
またパドルシフトはパドルスイッチと呼ぶこともあります。車を持っているというかたであれば、一度は耳にしたことがある言葉ではないでしょうか。
そんなパドルシフトの機能を端的に言うと、オートマ車でもダイレクトなドライブフィールを演出できることです。
本来オートマ車は、最適なギアをその走行速度によって自動で変速してくれるようになっています。
そこでパドルスイッチを入れると、まるでマニュアル車のようにドライバーが思ったように変速できるようになります。
オートマ車に乗っているとはいえ、マニュアル車のように直接的なドライブ感覚も楽しみたいときにはうってつけの機能と言えるでしょう。
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パドルシフトはどんなときに使うのか
素早く加速したい、または上り坂で失速しないように低速ギアで走行したいといった場合にパドルシフトを使用します。
オートマ車であれば、ときには「ギアがもう一弾下がれば思ったとおりの加速になるのに…」と思うような場面もあるでしょう。
このようなときでもパドルシフトを使用すれば、オートマ車であっても自分が考えている通りにシフトダウンすることができます。
とくに長い下り坂などでは、フットブレーキを多用するとベーパーロックやフェード現象が起きやすくなります。
そんなときに、パドルシフトを使用することでエンジンブレーキがきき、走行速度を落とこともできます。
エンジンブレーキを使用すると、ブレーキパッドが長持ちするので一石二鳥ですね。
パドルシフトで燃費がよくなる
パドルシフトで意図的にシフトダウンをすることと、エンジンブレーキをきかせることができます。
実はエンジンブレーキは、先述のようにベーパーロックやフェード現象の防止や、ブレーキパッドを長持ちさせたりするき果のほかに、燃費がよくなるき果もあるのです。
エンジンブレーキを使用するときには、最近の車であれば燃料噴射をカットするようになっているので、燃料を無駄に消費することがなくなります。
燃料の使用量を抑えることができれば、走行距離が伸びて、結果として燃費が良くなります。
パドルシフトは単にスポーティな走りを演出するだけではなく、車の燃費を向上させる機能でもあるのです。
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パドルシフトのデメリットは?
出典:オートックワン
パドルシフトのデメリットは、車種によってはステアリングとパドルシフト間に距離があるので、人によっては使いにくく感じることです。
また、パドルシフトを頻繁に操作するのであれば、ステアリングを握るときに手がほぼ9時15分の位置に限定されます。
普段の運転の際にハンドルを握っている位置と、パドルシフトを操作する際にハンドルを握る位置が違うことがあるでしょう。
運転しやすいと感じている、好みの位置ではないところに限定されるようになると、それに違和感を感じるかもしれません。
パドルシフトで注意すべきこと
パドルシフトを使用する際には、ギアを一気に下げないように注意しましょう。
エンジンブレーキで減速する際には、その回転数が低くなってきたらギアを1段下げるというふうに、段階的にギアを落としていきます。
エンジンブレーキのみで減速したいときには、ギアは1段ずつ下げましょう。
ギアを一気に下げることでエンジン回転数が急激に高くなるのは、車にとって良いことではないので注意してください。
また、パドルシフトを使用する際に回転数と速度が規定の範囲に収まっていないと、その設定上ギアは切り替わりません。
すなわち、2速で20km/hくらいで走行していて、いきなり4速にシフトアップしたとしてもギアは切り替わらず2速のままということです。
クルマによっては警告が出る場合もあるので、注意しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
パドルシフトは、あると運転が断然楽しくなる機能です。
そして、運転が楽しくなるだけではなく、車の寿命をより長くすることや、安全に走行できることなどのメリットもあります。
また、パドルシフトは後付けできる車種もあるので、気になる方は購入店に問い合わせて見てはいかがでしょうか。
今まではあまり使用していなかったという方は、ぜひ試してみてください。
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