2016デトロイトモーターショーで発表された、日産の高級ブランドとして海外に展開しているインフィニティの新型スカイラインクーペ(インフィニティQ60スポーツクーペ)が、2017年1月に日本で発売されるとの発表がありました。
今回はスカイラインクーペの価格・性能・デザインをご紹介します。
栃木工場で究極の生産ライン開始
日産は新型スカイラインクーペ(インフィニティQ60)の生産を2016年8月10日栃木工場で開始しました。
特別に選出した216名の熟練職人を「匠」と呼び、プレミアムカーであるインフィニティの生産ラインを任せたのです。
高度な技術とインフィニティの生産手法「カイゼン」に忠実に、かつスキルアップのため特別な訓練を受けた「匠」。
その中からさらに「マイスター」として6名を選び、インフィニティのあらゆる生産工程の監督としました。
いつ頃?いくらくらい?
米国での発売は、2016年9月ごろが予定されています。
日本では2017年1月ごろに販売開始予定です。
直列4気筒エンジン搭載モデル 400万円
新世代6気筒シリーズ”VR”30型V6ツインターボエンジン
ハイパワーモデル 700万円
ローパワーモデル 600万円
とモデル別で価格が変わります。
搭載エンジンはパワフルなスペック
新世代6気筒シリーズ”VR”30型V6ツインターボエンジンを搭載しています。
最高出力は
ローパワーモデル(300hp)
304ps/6400rpm、40.7kg-m/1600-5200rpm
ハイパワーモデル(400hp)
405ps/6400rpm、48.4kg-m/1600-5200rpm
の2種類。
400hpは、スポーツクーペクラスにおいて燃費や出力のトップクラスの性能が魅力です。
他に1991ccの直列4気筒エンジンも搭載されているモデルもあります。
エンジンの最高出力は211ps/5500rpm、最高トルクは35.7kg-m、燃費消費率は10.2km/l、CO2排出量は154g/kmです。
燃費や走行性能は?
300psのユニット燃費は9.8km/l、CO2排出量は154g/km
402psのユニット燃費は9.3km/l、CO2排出量は206g/km
シャシーは駆動システムにFRベースのAWDシステムを採用。
第2世代に進化した「ダイレクトアダプティブステアリング」がより自然なステアリングフィールとフィードバックを実現してくれます。
このシステムは、バックアップ用に物理的ステアリングシャフトは内蔵されていますが、普段はクラッチが切れた状態です。
ステアホイールを回す電気信号に反応して操舵を行ってくれるので、レーンキープアシストでステアリングを取られるようなことがなくなりました。
それに加え、3.7リッターエンジン搭載の従来モデルよりも、ダウンサイジングエンジンにより燃費を向上させています。
デザイン・外装・内装・ボディサイズ
デザイン
クーペモデルの特徴は美しい流れるような曲線といえるでしょう。
その流れるような滑らかなボディーラインは、類を見ない美しいデザインです。
空力性能も考慮された設計は機能的かつスタイリッシュです。
厚みを増したグリル、鋭いヘッドライトとバッグランプにスポーティさも感じます。
より複雑なデザインに見せているトランクリッドには世界初の技術でフレームにスチールと樹脂製の外板が組み合わさっています。
空気抵抗を抑えた心地よい走りを実現する設計と、どこから見ても美しい流線型のボディは圧巻です。
ボディサイズ
ドアミラー付きのボディサイズは全長4683×全幅1850×全高1385mm、ホイールベースは2850mm。
従来モデルよりもワイド&ローになっており、トランスミッションは7速ATを組み合わせています。
外装
V6搭載モデルのスピードを出すとフラップを開閉するエンジン内の流速をコントロールするアクティブグリルを装着。
ミラーの設計も空気抵抗を考慮した設計になっています。
フロントバンパーにはダクトが設置され、空気をエンジンに送り込む働きをしてくれます。
ボンネットも風の抵抗を低減させるための設計です。
内装
高級感あふれる内装は、センターコンソールの液晶を始めとてもラグジュアリーな仕様。
質感とホールド性を高めたスポーツシートや、足元空間をえぐるようにラウンドしたダッシュボード周りは、より快適に高級感を出しています。
オプションで選べる新設計の「ダイナミック・デジタル・サスペンション」は、よりハンドリング性能と乗り心地のバランスを最大限に生かすことができます。
さらに、操縦性能を高める第2世代の「ダイレクトアダプティブステアリング」が採用されています。
「ドライブモードセレクター」を使えば、DASとDDS2つのシステムをカスタマイズした自分好みのセッティングを一括で選択できます。
販売が楽しみな車
ベンツやBMWにも引けを取らないスペックの日産新型スカイラインクーペの販売が楽しみですね。
国産車ならではの繊細かつハイクオリティになること間違いなしです。
より日産が躍進できるような技術が満載の新モデルといえるでしょう。
生産ラインから力を入れていますので、今後も期待しましょう!
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