トヨタがハイブリッド技術特許を無償提供! その狙いや背景!

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トヨタがハイブリット技術の特許無償解放の狙い!?

先日、トヨタから周囲を驚かす意外なニュースが飛び込んできました。

それは、「ハイブリッド技術など電動車関連特許2万3千件を無償解放する」という、関係者でも予想ができない異例の出来事でした。

トヨタからの発表では、競合他社に無償提供する事で

・共にハイブリッド車の普及に努めて発展に貢献する狙い

・部品を共有する事でコスト削減が期待できる

とされていますが、その裏には切実な思いや焦りがあると取れます。

トヨタにはどの様な狙いや考えがあって、この様な特許の無償提供に至ったのか深堀をさせていただきます。

出典:https://toyota.jp/prius/

トヨタがハイブリッド技術を無償公開!

トヨタは4月3日、ハイブリッドカーの肝であるモータやPCU(パワーコントロールユニット)など、車両電動化技術における約2万3740件の特許実施権を無償提供すると発表した。

また、トヨタのパワートレーンシステムを活用するなら、技術支援をする事も加えて約束した。

発表したトヨタ・寺師茂樹副社長は、トヨタの技術を広く公開する事で、ハイブリッド車が今後の10年間でさらに広がるとする旨を伝えた。

今回は電池を除く、車両に関する電動化技術全般の特許で、2030年末までの期限も設けた無償公開だが、その英断に対して評価をする声が出ています。

何しろ、自社のとっておきの技術を公開するのはあまりないケースで、それが自動車業界のトップであるトヨタとなると尚更で、称賛の声は当然出ていて、今後は他社も続くのではとする意見もあります。

しかし一方で、その裏にはどのような狙いがあるのか、様々な憶測が出始めてきました。トヨタのハイブリッド技術が遅れている、海外EV勢への対抗策、トヨタもEV車に本格参戦するなど、どれが真実なのか判断が付き難いものばかりです。

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トヨタの狙いや背景を考察する!

トヨタとしては、ハイブリッドで一世を風靡したが、最近は少し落ち込んでいて、その現状打破を狙っているのは間違いないでしょう。

よって、ハイブリッド技術を無償公開することで、もう一度人気に火が付けば思惑通りだが、仮にダメでも次なるモデルである、EV車の開発も同時並行で進めているのは想像できます。それぐらいは、抜かりないのがトヨタでしょう。

フォルクスワーゲンや日産ルノー、GMなどトヨタ以外の世界的な自動車メーカーは、電気自動車に力を入れて販売も開始しています。

しかし、トヨタだけは未だに販売をしていません。

EV開発は間違いなく行っていて、またハイブリッド開発の恩恵もあり、電気関連技術も世界一のレベルとされます。

それでも現状はハイブリッド販売が主力であり、今後も少なくとも数年間は今のままでしょう。

それは、「ハイブリッドの方が車体価格が安くなるので、お客の為」というのが一応の有力説となっています。

しかし、個人的にはこれは命取りになるのでは、と思えてなりません。これまでの成功から余裕があるなら、お客はそんなにトヨタを頑なに待っていないと思います。

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電気自動車は爆発的に普及するのか?

電気自動車も確かに、航続距離や充電時間や充電スタンド、車体価格などの問題があり、爆発的な普及が難しいのは事実です。

それでも、電気自動車が普及を少しずつし始め、そこで「電気自動車を買うなら、トヨタ以外」というイメージが定着したら、それを覆すのは至難の業です。

何より、国内ではどちらにしろ軽が圧倒的に強く、普通車の大幅な販売増を期待できないので、海外で売上を稼ぐなら尚更、電気自動車にシフトしないと取り返しがつかなくなると思います。

その点からすると、日産の方が車種を絞り、電気自動車化にシフトして、世界で販売網を拡大する戦略が正しいように思えてなりません。

海外で販売する際も、「日本でいちばん売れた車”ノート”」という宣伝文句が使える訳ですが、トヨタはプリウスが販売首位から陥落したら、謳い文句が使えなくなりました。

トヨタ側では、多くの企業から問い合わせが来ていると発表していますが、それがハイブリッド技術を応用した別業種なのか、それとも完全なる自動車業界でハイブリッド車開発なのかは、良く分かっていません。

また、他社からハイブリッド車が開発・販売されても、それがヒットするかは別問題です。それなら、トヨタのハイブリッド車を買うのが日本人の気持ちですし、だからマツダやダイハツのプリウス兄弟車は、まったく売れなかったのです。

トヨタの危機感について

今回のハイブリッド技術の無償提供にはトヨタの電気自動車化への懸念がひしひしと感じさせます。

もう一度、ハイブリッドに世間の注目を集めるのが狙い一つなのでしょう。

自動車業界のチャンピオンであるトヨタですが、果たして海外に目を向けてもトヨタのブランド力はどれぐらい効果があるのでしょうか? 確かに、北米ではトヨタは売れていますし、安全性能や信頼性への評価は高いです。

しかし、内外装への評価となると、それ程高くないですし、高級車ブランドのレクサスも苦戦が続いています。

何より、昨今の車は大型タッチパネルやネット接続サービスなど、確実にIT化へと舵が取られています。

そうなると、エンジンだけが従来のガソリンタイプで留まるのは、どうしても時代への逆行としか見えません。これはトヨタが得意とするハイブリッドも、ひと昔前のスタイルと認めるしかないのが、自動車業界やその関係者の本心ではないでしょうか。

携帯電話がガラケーから一気にスマホに変わってしまったように、ガソリン車から電気自動車に突如、急激に変わってしまう恐れを危機感として抱いているのが、今のトヨタです。

だから、これまで大事にしてきた社内秘であり絶対に公開する気がなかったハイブリッド技術を”無償”という形にしたのでしょう。穿った見方なら、無償(無料)にしないとどこのメーカーも興味を示さなかった。

マスコミへのインパクトが弱いと、トヨタ側は踏んだのです。

それでも、実際には海外自動車メーカーの多くは、EV開発には力を入れていますが、ハイブリッドには無関心です。いくらトヨタ技術が無料で使えても、現在や今後のEV開発を中止や停止してまで、その情報を必要とするかは疑問です。

それなら、ディーゼルエンジンやガソリンエンジンといった現状タイプをより良くする開発をした方が、採算やコストで勝機があると判断しています。

国内では確かにトヨタがトップ自動車メーカーですが、2018年の乗用車販売ランキングでは日産「ノート」が首位で、昨年のトヨタ「プリウス」からその座を奪っています。確かに、新車発売の時期や、日産は人気車が限られ、トヨタは人気車が多いので分散するなど要因はあるでしょう。

しかし、ノートはe-POWERであり、その先にはリーフの電気自動車があると想像できますが、プリウスはどうしてもハイブリッドの姿があります。よって、今回の敗北は数年後になったら、この時が電気自動車の本格普及の元年や転換期と呼ばれるようなるかも知れないほど、重要な出来事だったのです。

まとめ

繰り返しになりますが、トヨタはEV車への環境が整っていないので、開発はしても販売は遅くても問題がなく、暫くは現状のハイブリッドが本命であり本流という考えに対し、他の大手メーカーは環境は後からついてくるので、まずはEV車で世界一のシェアを獲得しようと奮闘し、技術を高め合っています。

守りのトヨタの方法が、今後も続くとするのは、経営者側の誤算ではないでしょうか? もし、家庭用などでも短時間充電で走行可能なEV車が出てしまったら、トヨタの牙城は脆く崩れそうです。

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